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2025年11月最新:技術ブログを作るのに何を選ぶべきか

技術者ブログを始めるの何を選ぶべきか

技術者ブログとして本サイトを製作するにあたり、どのような選択肢があるのかを調べてみました。 私が重視したポイントを箇条書きにすると

  • 静的サイトとして運営可能(契約しているサーバの都合)
  • 理解コストが比較的低い
  • 収益化できる
  • 安定して運用できる
  • 表示速度が速い

最初のポイントを踏まえると静的サイトジェネレータ(SSG)が良いかなと思っていて、noteやzennなどの収益化のできるプラットフォームも考えたのですが、結論からいえば、Astroを選択しました。 独自ドメインをとってサーバで運用するなら、サービス終了などの外的要因で終了することがない点(ドメインもサーバも運用会社切り替え可能ですし)と、1日ぐらいあれば終えられるチュートリアルをやったら大雑把な使い方は理解できる理解コストの低さも要因です。

ホームページ作成をめぐる環境は年々変化しています。 web製作ソフトやcms、ライブラリ、サービスなどを出てきた順に並べてみると

  • ホームページビルダー 1994年
  • Dreamweaver 1997年
  • Movable Type 2001年
  • WordPress 2003年
  • GitHub Pages 2007年
  • Qiita 2011年
  • Hexo 2012年
  • note 2014年
  • Gatsby 2015年
  • Next.js 2016年
  • ヘッドレスCMSの概念 2016年頃
  • Zenn 2020年
  • Astro 1.0 2022年

といった具合です。 QiitaやZennは以前から割とGoogleの検索結果には出てきていた感じがあるものの、2025年11月現在、noteがよく検索結果に出てくるようになったなと感じています。 WordPressもSWELLやAFFINGER6といった有料ですがSEOに強いテーマなどがあり、広く使われていて検索結果上位に出ています。 2018年7月のGoogleのスピードアップデートと呼ばれるアップデートから、webサイトの表示速度も上位表示に影響が出るようになりました。 WordPressはかなり検討したのですが、表示速度が少し遅い点と契約しているサーバで動作させられなかったため、候補から外しました。といっても、最近のSSDを積んだサーバなら表示速度はそこまで気にするほどでもないかもしれないため、依然選択肢としては有力です。WordPressは最近はヘッドレスCMSとしても使えるようになっているそうです。 また、これから流行りそうなのがヘッドレスCMSという選択肢です。ヘッドレスCMSでコンテンツのみを管理して、表示部分は別で作成するという運用が可能です。2025年現在まだそこまで普及はしておらず、これから伸びそうな分野だなぁとは思うものの、情報量がまだ少ないように感じたので候補から外しました。

ホームページ製作ツール

ホームページビルダー

2025年11月現在、ホームページビルダーはバージョン23がでています。HTMLやCSS,JavaScriptなどの知識がなくてもホームページを製作できるツールですが、技術者的には中身を把握しておきたいのもあってあまり魅力を感じません。初期のホームページビルダーはテーブルタグを用いてレイアウトするなど、HTML的にもよくないやりかたでホームページが作られていました。昔からあるホームページビルダーのサイトはホームページビルダークラシックというアプリケーションで編集ができるようになっていて、筆者の母が自分のお店のホームページを作るのに使っていました。一応HTMLも編集できるので、よくわからなかったらHTMLをみて修正するという風にしていました。

Dreamweaver

2025年11月現在、Dreamweaverの最新バージョンは21.6です。ホームページビルダーの競合ソフトですが、ホームページビルダーが初心者用なのにたいし、こちらはプロ用で、HTMLやCSSもある程度分かっている人向けのソフトウェアです。様々なデザインのwebページを作ることができるようです

Webサービス

Qiita

日本最大級のエンジニアプラットフォームです。様々な技術的な記事があがっていますが、収益化ができないため候補からは外しました

note

前は人が集まっていないと言われていましたが、状況が変わってきています。2025年6月時点で会員数が1000万人を突破し、noteで収益のあるクリエイターが20万人、topクリエイターの年間平均売上が1332万円と公式サイトにかかれています。デザインもある程度決まっているため、技術ブログを始めるには良い選択肢の一つだと思います。有料記事、サブスクリプションなどで4つの収益化方法があるようです。

ZENN

エンジニア向けで技術ブログを書くのに適しているサービスのうちの一つです。投げ銭と本の有料販売で収益化もできます。無料で広告がつかないのもポイントです。ここも技術ブログを書くという観点ではいい選択肢です。GitHubと連携させることができてバージョン管理などが行えます。2020年という比較的新しい時期の登場ですが、Googleの評価はかなり良いようで、よく上位の検索結果に現れます。

フレームワーク

主にReactというライブラリと連携して動作するフレームワークを調査しました。 人気はこちらのサイトで見ることができます。 私が選択したAstroは2025年11月現在人気第6位のようです。

Gatsby

静的サイトジェネレータでしたが、SSR(Server Side Rendering)やDSG(Deferred Static Generation)などにも対応したフレームワークとなっていて、フレームワークの中では古い方ですがなかなか良さげです。GraphQLというクエリ言語を用いるので、同じくGraphQLを用いるGraphCMSとかを覚えるのならGatsbyを覚えるというのは相性が良さそうです

Next.js

フレームワークのところで触れたサイトでは人気1位になっているフレームワークです。SSG/SSR/SPA/ISR 何でもできるためなかなか複雑なフレームワークです。SSG目的なら、大鉈をふるうような感じです。AI関連のウェブアプリを作るなら、一番環境が整っているのがNext.jsだと言われています。理解コスト高めなので、候補からは外しました

Hexo

デフォルトのテーマがよくできているので、そのまま使ってブログ運営できるフレームワークです。中国圏に利用者が多いのか、テーマがほぼ中国語です。私は4つほどテーマを試してみたのですが、動かないか、動いても固定部分に中国語がかかれていたりして、ちょっと残念な感じでした。

Astro

今回本サイトを作るのに選んだフレームワークです。ReactライブラリのJSX記法に近い書き方がつかえ、自分で作ったコンポーネントをmarkdownの上位互換のmdxという形式のファイル経由で使えるなどなかなか便利な感じです。チュートリアルである程度使い方が学べるのですが、デフォルトのテンプレートのうち、ブログテンプレートを使ってそれを修正しながらサイトを作っていますが、ブログテンプレートはチュートリアルで出てきていない技術も多く使われていて、とりあえずmdxを作りながらちょっとずつ覚えていこうと思っています。

CMS

CMS(Contents Management System)はウェブサイトやブログを作成、管理するためのソフトウェアです。

Movable Type

個人利用なら無料ですが、基本的には有料のかなり昔からあるCMSです。一時期はWordPressとよく比べられましたが、現在この分野はWordPressの1強状態だと思います。有料な分、サポートがあるのがありがたい点です。

WordPress

ブログ作成といったらまずはこれをあげる人が多いです。プラグイン、テーマが豊富にあり、SEOにも強くサーバでphpが動かせるならとりあえずWordPressを入れて運用するというのはありです。SWELLやAFFINGER6という有料テーマが人気です。CMS分類ですが、ヘッドレスCMSにも対応したようです。一からSEOに強いHTMLを書く自身がない方なら、WordpressをいれてSEOに強いと言われるテーマを入れて記事を書くのに集中するというのは賢い選択だと思います。

ヘッドレスCMS

フロントエンドとバックエンドを分けてホームページを作るという思想なのがヘッドレスCMSです。ヘッドレスCMSはバックエンドに相当します。国産のものはKuroco/microCMS/HeartCore/vibit CMSなどがあるようですが、有料のものが多くちょっと触ってみようかと思えるものが現時点ではあまりありませんでした

まとめ

技術者ブログを作るのに何を選ぶべきかを調べました。

  • サーバでphpが使えるならWordPress
  • 収益化もできるサービスを考えるならnoteかZENN
  • フレームワークを選ぶならAstroやGatsby

このあたりが良いと個人的には思います。

よい選択をして、よい技術ブログライフをお送りください。